リグを覚えていろんなバス釣りを楽しみたい!
ブラックバス釣りを始めて少しずつ釣れるようになってきたけど、いつもやってる事が同じで飽きてきた。
もっといろんな釣り方を試してみて楽しみながら釣果を向上させたい!と思っていませんか?
本記事ではそんな方が、いろんなリグの特徴を知ってそれぞれのメリット、デメリットを把握した上で、状況に合わせた釣り方が出来るように。
というテーマにフォーカスして解説していこうと思います。
本記事のテーマ
各リグの特徴を知って、その場の状況を見極め釣果向上、いろんな釣りを楽しめるようになる。
目次
管理人の紹介
本記事を執筆している僕はバス釣り歴8年。
僕がバス釣りを始めたときは、釣り方をネットで調べようにも欲しい情報がなかなか手に入らず、1年ほど釣れない時期が続き本当に苦労しました。考えてみればその時から「いつかバス釣り超初心者用の解説記事を書きたい!」と思っていました。
最近の釣行では比較的安定して釣果を出すことができ少しでも役に立てばと思い本記事を執筆しています。
それではさっそく解説していきます!
そもそもリグとは?
リグとは簡単に言うと”結び方”
僕がバス釣りを始めたばかりの時、先輩から「リグり方がダメ!」と言われ、リグってなんだよ。と思った経験があります。
今思えばそんなに気にすることではなく、釣り用語で”結び方”という意味らしいです。
それ以上でも以下でもないので、結び方という解釈で問題ありません。
しかしバス釣りにはこのリグ【結び方】の種類が多く存在し、リグによってワームの動きが変化します。
バスフィッシングでは状況を瞬時に判断して、最適解を見つけるのが魅力の釣りです。
ワームの種類やアクションの付け方、カラーやルアーの性能など覚えることがこれから多いとは思いますが、勉強すればするほどバス釣りは楽しくなっていきます。
まずはこのリグを知っていることが、釣果上達の大きな一歩になります。
それでは早速見ていきましょう!
軽くフックについて解説
今回はそれぞれのリグの特徴について解説していきますが、それに伴って少しフック【針】についても触れます。フックにも多種多様の形がありますが、今回はその中で2種類のフックについて解説します。
マス針
マス針のメリットとして、一般的に小さく設計させていることが多く、僕はブラックバスの警戒心が強い時なんかに良く使います。
フックが小さい事からブラックバスから見えずらく、またバスがワームを咥えるだけの時やすぐに吐き出してしまう時の、ショートバイトを逃さず掛けるといったイメージで使用します。
デメリットとしては、小さく細いフックなので、大型のバスがかかった時に曲がってしまう危険性もありますが、そこはリールのドラグ調節やファイト中のやり取りでカバーすることになります。
オフセットフック
オフセットフックのメリットとして、まずワームがズレないという利点があります。
詳しい名称は割愛しますがワームをフックにセットした際に2点でしっかりと固定ができ、フルキャストや、壁にぶつけたりしても大丈夫という安心感があります。
またマス針と違い針先をワームの中に隠す事ができるので水中の石や木に引っ掛ける事も少なくなると思います。
リグの種類とそれぞれの使い分け
ノーシンカーリグ
ノーシンカーリグとは、名前の通り重りか無くフックだけで構成された結び方です。
ノーシンカーリグの特徴としてワームの自重のみで沈んでいくため、ワームの沈むスピードが各リグの中で最も遅く、水面直下や中層にバスが浮いているような状況で、できる限りフォールスピードを抑えたい時に使用します。
また重りで強制的に沈めた場合と比べ、フォール中のアクションがゆっくりと自然で警戒心が強いバスにも有効です。
デメリットとしては、沈むスピードが遅い為、ボトム(底)のみを探りたい時はストレスがたまります。またワームの重さのみではキャストがし難く、狙った場所に投げられないなんて事も多々あります。
ジグヘッドリグ
ジグヘッドリグとは、フックに重りがついていて、糸と針をを繋げるだけですぐに使用できる初心者にオススメのリグです。
ノーシンカーのデメリットであったボトムまでの到着が早くなり、またキャストもしやすいのがメリットです。
また一般的には軽めのジグヘッドリグを使うことが多く、重さを調整することで水面直下、中層、ボトムと、様々なレンジを攻略することができます。
デメリットとして、ジグヘッドリグは”マス針+重り”の形状が多く、針先がワームから出る場合がある為、水中の障害物に引っかかる事もあります。
しかし、オフセット形状のジグヘッドもある為、色々試してみると自分に合ったアイテムが見つかると思います。
テキサスリグ
バレットシンカーという重りとオフセットフックを組み合わせたリグになります。
バレットシンカーの形状上、重りが石と石の間に引っ掛かるのを軽減し、またオフセットフックで針先も引っかからないという、障害物回避特化のリグになります。
また水面に覆い被さっているゴミ溜まりや浮草などの出し入れするのも比較的簡単にできます。
またシンカーの動きをフリーにしたり、水中で音を出すことが出来るビーズと呼ばれるアイテムを追加したりと、カスタムの幅が多いのもテキサスリグの特徴です。
デメリットとして、重量、サイズがどうしても大きくなりがちのリグなのでブラックバスがなかなか口を使わない場合も多々…
カバーの中や、沈んている障害物などを絡めながら、意識して釣りをすると釣果に繋がると思います。
ダウンショットリグ
ダウンショットリグとは重りとワームとの間に間隔を取り、その間隔分ボトム付近でノーシンカーのようなアクションを出せるリグです。
またノーシンカーでは軽すぎて投げれないような小さなワームもキャストし易く、ボトムから〇〇センチというレンジをキープ出来るというメリットがあります。
またノーシンカーでは流れていってしまいそうなカレント(流れ)が強いような場所でも、重りのおかげで流されず、一点をじっくりと狙うこともできます。
デメリットとして、一番ストレスが貯まるのが、シンカー、ワームとパーツが多いリグになりますので絡まりやすいという点ですね。キャストしようとしたら、竿先に絡まり、回収したらワームとシンカーが絡まってたり…と。
しかしそんなデメリットを忘れるくらいこのリグは釣れます。イライラせずに使ってあげましょう。
直リグ(ゼロダン)
直リグとは別称でゼロダンなんて呼ばれます。
理由としては、上記で触れたダウンショットリグのワームとシンカーの距離が0距離ということから、ゼロ距離のダウンショットと言う事でこういった名前で呼ばれています。
しかし使い方としてはダウンショットとは違い、テキサスリグに近い使い方をします。
直リグのシンカーの形状がテキサスリグのバレットシンカーよりカバー打ちに長けていて、ゴミ溜まりや浮き草の中にすり抜け易い形状です。僕の個人的な意見ですがカバー打ちに関しては、テキサスリグ、直リグのどちらか一つを極めると良いと思います。
デメリットは今ひとつ思い付かないですが、あえて言うなら完成している商品を買うと少し値段が高いところかなと思います。
しかし僕は値段よりとにかく手間をかけたくないと言う考えですので、テキサスリグを作るより、直リグの完成した商品を買って、すぐに使える方が好きです。
ネコリグ
僕が最も愛用しているリグがネコリグです。
ストレートワームにネイルシンカーという重りを差し込んで、ボトムをつつく魚をイメージして使用します。
またストレートワームということで、ミミズにも模せる事が出来るので、ミミズ or 魚を捕食している2種類のブラックバスにも有効的かと思います。
また、浮いているバスを見つけた時に、ネイルシンカーをパッと外して、ノーシンカー状態で勝負するといった応用の効くリグでもあります。
個人的にオススメの使い方としては、重めのネイルシンカーを使用して、カバーの中にぶち込む釣り方です。
上記で挙げたテキサスリグの十八番のような状況ですが、ネコリグの方が小さく食べやすいのか僕はこっちの方が釣果が出ています。
デメリットとしては、カバー絡みの釣りをする際に少し太めのラインセッティングをする必要があるということと、細いワームを使用するため身千切れを起こしやすいという点です。
その他
僕がバス釣り初心者の時に知りたかった情報は上記に書いたリグで十分です。
また釣りを続けていたら、さらに様々なリグを覚えていくと思うのですが、今回は初心者向けの記事と言う事で少しマニアックなリグは割愛しています。
もしそんなマニアックなリグについて知りたいと言う方は、また別で記事を書こうと思いますので、そちらをご覧ください。
・ちょっと特殊なリグたち
チェリーリグ、キャロライナリグ、スプリットショットリグ、フロリダリグ、アラバマリグ、スパインリグ、フリーリグ、ドンキーリグ(ダブルアタックリグ)など。
初心者にオススメするリグとワーム。使い方を解説!
ジグヘッドリグ + ストレートワーム(フリックシェイク / jackal)
個人的に初心者におすすめなワーム、リグ第一位はJackalさんが販売しているフリックシェイク!
このワームは主にミミズの擬似として使用していて、着水からボトムに落ちるまでのフォール中にバイトが多く、アングラーがワームを操作しなくても、投げて放置してれば釣れるとても使いやすいワームです。
ストレートワームには様々な会社が力を入れていますが、僕が今、全くのバス釣り未経験の初心者に、とにかく1匹を釣らせたいと思ったら、迷わずこのワームを選択します。
ジグヘッドリグと上記に書きましたが、正確にはジグヘッドワッキーリグです。
ストレートワームと組み合わせることに特化していて、全体的に細いフォルムのストレートワームにもしっかりセットができるよう、フックの長さが短めで設計されています。
また重りが付いていないノーシンカーリグでも十分釣果に期待できるのですが、初心者のうちはトレーラーが軽いと投げづらい…。
またワームがボトムに到着したのかが分からない、といった問題がある為、慣れるまでは重り付きのジグヘッドリグで試してみるのをおすすめします。
ダウンショットリグ + エビ系ワーム or 小魚系ワーム (HPシャッドテール / OSP)(M.P.S / ボトムアップ)
個人的なおすすめリグ第二位は、ダウンショットリグ。おすすめワームはOSPから販売されているHPシャッドテールと、ボトムアップから販売されているエム・ピー・エスがおすすめです。
まずHPシャッドテールについて、このワームのコンセプトは「マルチなシャッドテール」ということで開発されました。
肉厚なテール部分は微かな水の流れにも反応し、ノーシンカーでのフォールでもしっかりと泳ぎます。またどんなフィールド、状況下でもブラックバスが捕食しやすいベイトフィッシュのサイズは4インチ前後ということを前提に開発されたこのワームは、安定して釣果を出せるオススメのワームです。
またサイズのラインナップも2.5インチ、3.1インチ、3.6インチ、4.1インチと豊富で、さらに細かくベイトフィッシュに合わせることができる使い勝手の良いワームです。僕は基本的に3.6インチを基準に状況に合わせて他のサイズも使用しています。
次にエム・ピー・エスというワームについて、このワームは川村幸太郎プロが設計、開発したシュリンプ系ワームです。
このワームの特徴として細かなシェイキングによって究極の食わせ性能を発揮する、マイクロピッチシェイク専用設計ということで、プレッシャーが高くなかなか口を使わない警戒心の強いブラックバスを釣るために開発されたワームです。
このワームのレッグ部分、テール部分は他のワームとは比べほどにならないくらいの細かな設計がされており。マイクロピッチシェイクをした際にそれぞれのパーツが異なるリズムで微振動し、見切らせず口を使わせることができます。
デメリットを挙げるとするならば、僕が使用している2.4インチのエム・ピー・エスはサイズが小さく初心者の方にはキャストしにくいかもしれません。慣れるまでは、ロングキャストをせず、足元などを狙ってストレスの無いよう使用することをオススメします。
HPシャッドテールの詳しい記事はこちら
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【動画有り】HPシャッドテールを極めよう!OSP / HPシャッドテールの使い方を徹底解説!
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M.P.Sの詳しい記事はこちら
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【動画有り】エム・ピー・エスを極めよう! 究極の食わせ達人ワーム!M.P.S / ボトムアップの使い方を徹底解説!
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直リグ + ザリガニ系ワーム (ダブルモーション / エバーグリーン)
ダブルモーションはエバーグリーンというメーカーが出しているザリガニ?系ワームです。
僕は長年ボッグ系ワームを探してまして最近やっと使いやすいワームを見つけました。僕はこのワームを直リグ以外では使わないんですが、ダウンショットリグなど新しい使い方がないか、釣行のたびに試行錯誤しています。
僕がこのワームをオススメする理由としては、水中でのアクションで重要なアピール力を出すカーリー部分が多いことと、胴体についている特殊形状のレッグ部分が魅力的だったからです。
触覚部分がカーリー形状なホッグ系ワームは多いですが、ハンド&ダブルカーリーのようなワームはなかなかありません。現状ではこのワームがホッグ系ワームの中で一番気に入っています。
僕はこのワームを2.5グラムの直リグシンカー、ワームのサイズは2.8インチと小さめで使用しています。
直リグなのでカバーにも入れやすいですし、ボトムずる引きなど様々な場面で活躍できると思いますが、僕の場合は基本的にキャストしにくいオーバーハング下を狙う時や、根がかりが多い場所で使うことが多いです。
小さい水路が多く、正確なキャストが求められるクリークでの釣行では、とにかくストレスフリーで釣りが出来て、かつ様々な状況でも一定の釣果が期待できるオールラウンダーのワームって感じです。
ダブルモーションの詳しい記事はこちら
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ダブルモーションを極めよう!エバーグリーン / ダブルモーションの使い方を徹底解説!
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最後に・・・
以上、初心者向けに記事を書いてみましたが、僕の経験を元に執筆しましたので、かなりの偏見も混じっているかもしれません。
ですので参考程度に頭に入れて置いてもらえたらなと思っています。
ですが本記事が少しでも皆さんの釣果に繋がれば嬉しいです。
ではまた次回の記事で!