そう言った疑問を解決します
本記事の内容
- 第二種電気工事士、技能試験の内容
- 第二種電気工事士、技能試験で必要な工具
- おすすめの工具紹介
さて、まずは第二種電気工事士の筆記試験お疲れ様でした!
今回は二種電工の実技試験で必要とされる工具を紹介していきますので、おそらくこの記事を見られている方は、
筆記に合格した方
もしくは前もって道具を揃えておきたい方
のどちらかと思います。
どちらにしろ、電気工事士の資格を取ろうと思っているのなら道具は必須になってきます。
また筆記試験に合格してから実技試験日まで時間が少ないと思います。(多分2週間くらいだったと思います)
道具を慎重に選ぶのに越したことはないですが、早め早めに準備して速やかに試験勉強に集中しましょう。
まぁ実技試験は公表問題と言われている13問を暗記すれば良いだけなので、電気関係の仕事についている方からすれば簡単かもしてません。
しかし完全初心者が一から勉強となると、手際の良さも求められる試験ですので案外時間が足らなかったりします。(試験時間40分)
配線図が書けるようになって、最低公表問題を3回ぐらいは繰り返し勉強したいですね。
しかし初めて電気工事の試験を受講される方や、学生の方、電気関係の業務に業務に付かれてない方からすると、道具も何を買えば良いか分からなくなると思います。今回はそんな方向けに二種電工の実技試験で必要とされる工具を一つ一つ用途と解説を交えながら紹介していきます。
第二種電気工事士 技能試験の内容について
本記事では第二種電気工事士、技能試験に必要なおすすめの工具紹介というテーマにフォーカスして解説していこうと思います。
解説の流れ
- 第二種電気工事士、技能試験の内容について
- 第二種電気工事士、技能試験に必要な工具
- おすすめの工具紹介
第二種電気工事士、実技試験の内容について
試験時間は40分
第二種電気工事士の実技試験で一番の難関は何かと言えば、まず試験時間が40分しかない事です。
これは知り合いの電気屋さんとかからも結を聞きまして、電気工事の方ほとんどが、
割と時間が足りない…
と感じていました。
まぁ、それでもしっかり合格しているんですけどね…
しかし電線も触った事のない完全初心者の方からすると、本当に時間が足りないと思います。
今はまだ道具を揃えている段階だと思うので、一通りやってみるってこともしていないと思いますが、工具と参考書が揃い次第、とにかく早くやってみて時間の感覚を掴むのが良いかと思います。
今ではYouTubeなどで試験の内容や詳しい欠陥事項(落ちるポイント)などを開設されてる方もいますので、
参考書+動画(YouTube)で勉強するのが一番だと思います。
個人的には電工具メーカーのホーザンさんが出しているYoutube、
と、過去問がセットになっている参考書、
これらで勉強しとけば問題ありません。
僕は結構いろんな書籍を買って勉強しましたが、マンガ形式の参考書はマジで頭に入ってきません…
また今回は2021年度版を紹介していますが、試験の内容はほとんど変わりません。
この「すぃ〜っと合格」シリーズを買っとけばとりあえずOKです。
ホントに僕個人の感想ですが、
勉強の流れ
- 参考書でポイントを抑えながら軽く一周読む。
- YouTubeで手順と手際を勉強する。
- 分からないことは参考書を読み込む。
が良いと思います。
技能試験に必要な工具について
技能試験で工具を揃えるにあたっての注意点
さてやっと工具の紹介といきますが、購入する前に一つ注意点だけ解説させてください。
それは、
電動工具以外の全ての工具を使用できる。
という点です。
これは、選択肢が増えるというメリットと同時に必要ないものまで買ってしまうというリスクでもあります。
電気工事士の道具って一つ一つが値段が高いですから、無駄な出費は抑えるようにしましょう。
第二種電気工事士の技能試験では基本的に、
電線の長さを測る
メジャー・30センチ定規
電線を切る
ケーブルカッター・電工ナイフ・ワイヤーストリッパー
電線を加工する
ペンチ・ラジオペンチ・ワイヤーストリッパー
電線を圧着する(繋げる)
リングスリーブ用圧着ペンチ
ネジを締める
プラスドライバー・マイナスドライバー
キャップを締める
ウォーターポンププライヤー
これらに道具が必要になります。
名称だけ言われても何のこっちゃ分からない方も多いと思いますが、下のページで写真付きで紹介するので勘弁してください。
技能試験に必要なおすすめの工具の紹介!
面倒な方はHOZAN(ホーザン)のセットを買えばとりあえず解決する
電気工事関係の工具メーカーとして有名なホーザンさんが出している技能試験セット。
価格は11,000円前後と個々に買っていくより断然お得ですし、もう必要なものは全てこれに入っています。
というか面倒じゃない人もこれでいいんじゃないかと思うほど完成度が高いセットになってます。
ただ注意点として、上記のセットには電線と機器等が入っていません。
練習量がそれぞれ違うと思うので電線、機器等は自分で買ってくださいよ。ってセットです。
もちろん電線とかは一般のホームセンターで購入可能ですが、VVF2.0㎜2芯とか、ランプレセクタプルとかわかります?
多分これから試験を受けるって方は何を選べば良いか分からないと思うので、高いですがこちらの方がおすすめです。
もちろん回数分で値段も上がっていきますが、とりあえずは1回分でいいんじゃないかと思います。
まぁ本音を言うと3回分は絶対使うと思いますが…
電気関係で働いている方は1回分。
完全初心者の方は3回分くらいの感覚で良いかと思います。
個別に道具を揃える方は今後のことも考えて工具を選択しよう!
さて、次は個別に工具を揃える方向け。
学生の方や取り敢えず試験に合格したい方は上記の工具で十分かと思いますが、実際電気関係の職場で働いている方は、どうせ買うなら現場で使える実用的な工具を買った方が良いですよね。
今回は僕が個人的に買って良かったものと技能試験で使えるものを総合的に照らし合わせて工具を紹介していこうと思います。
プラスドライバー・マイナスドライバー
電気工事士で必須の電工ドライバー。
活線作業が多いような業務ならば絶縁ドライバーが良いと思いますが、ほとんどの場合は停電作業をすると思うので上記のドライバーで十分です。アマゾンの評価も高くコスパも良いです。
マイナスドライバーだけなぜ貫通型かと言うと、木やノックアウト穴を叩いて開けるのに貫通式が便利だからです。
もしメーカーや型式を揃えたいって方は、プラスドライバーの方も貫通式にするとカッコ良いです。
ケーブルカッター
Tsunoda(ツノダ)製のケーブルカッター。
電線を切るのにペンチでも代用できますが、やはり配線専用は切れ味が違います。
電線は試験に問わず頻繁に切断しますので、ペンチで代用ではなく専用ケーブルカッターを買うことをおすすめします!
値段は1,100円。コスパも良く値段以上の働きをします。
ペンチ・ラジオペンチ
正直、ペンチ・ラジオペンチに関しては何でも良いです。
見た目や好きなメーカーで選んでしまいましょう。
エンジニア製のペンチ、ラジオペンチはAmazonでも評価が高くおすすめです。
ケーブルストリッパー
上記でも紹介したホーザンのケーブルストリッパー。
外装被覆、絶縁被覆を剥ぎ取るのに重宝します。電工試験だけでなく現場でも十分使えます。
2,800円とコスパも良いです。
今回一番おすすめしたいのがこちらのワイヤストリッパー。
MCCさんから出ているワイヤストリッパーでゲージ(メモリ)付きの電工試験、現場で非常に使い勝手の良い工具です。
もちろん上記のようなタイプのワイヤストリッパーでも良いのですが、こちらのタイプは握り込むだけで被覆が剥けるので施工のスピードが全く違います。
ただ値段が5,700円とちょっと高いので要検討ですが、マジでおすすめです。
ウォーターポンププライヤー
これも何でも良いです。
ただ電工試験では必須になりますので、できる限り出費を抑えてコスパの良いものを選びましょう。
こちらのウォーターポンププライヤーは530円とかなり安く評価も高いのでおすすめです。
リングスリーブ用圧着ペンチ
リングスリーブ用圧着ペンチ。
これはもうマーベルさんの圧着ペンチを買っとけば間違い無いです。
第二種電気工事士試験では、リングスリーブが「小」と「中」しか出てこないので、小型のタイプでも大丈夫ですが、現場ではそうは行きません。(現場でも「大」はあまり使う機会ないけど…)
仕事等でリングスリーブ「大」を圧着しなければならない状況に、さらなる出費が必要になるので個人的には大きいサイズをおすすめします。
練習用の部材、電線類
これはセット販売同様、練習するなら必須になって来ます。
自分がどのくらい練習するのかで判断して回数分買いましょう。
おすすめ工具おまけ編
上記でセット工具、個別工具と分けておすすめして来ましたが、どちらを選択してもおすすめの工具もあります。
一応、他の工具で代用できるものですが、施工のスピードがかなり変わって来ますので検討してみてください!
丸型外装被覆を剥ぎ取るのに超便利なストリッパー。
実際現場でもあまり使っている人は見かけない道具ですが、CV、CVTなどの外装被覆を剥ぐのがめちゃくちゃ早くなります。
また第二種電気工事士試験でもVVRといった丸型外装被覆を剥く問題があるのですが、いくらケーブルストリッパを持っていたとしても、丸型だけは電工ナイフを使用しないといけません。
そんな時にこのストリッパーを持っておけば電工ナイフはそもそも必要なくなります。
また個別に道具を揃える一覧におすすめの電工ナイフを記載していないのも、こちらがおすすめだからです。
電工ナイフの代替品ですが、マジでおすすめです。
30センチのただのアルミ定規です。
ですが電工試験では電線間の長さも審査の対象となりますので長さを測れるものは必須です。
普通はスケール(メジャー)とかをオススメするんでしょうけど、電工の技能試験の会場って長机に数人座るって感じの会場なので、作業スペースが異様に狭いんですよね…
メジャーで伸ばしながら測ったりするスペースなんかないのでこちらの定規がオススメです。
最後に・・・
最後に記事のポイントをまとめます。
面倒な方はホーザンさんが販売しているセットをカットけば問題なし!
個別で揃える方は買い忘れがないように!
部材、電線類はホームセンターで自分で揃えるかセット物を買おう!
以上、第二種電気工事士、技能試験のオススメ工具を紹介しました。
いくつか例としてオススメのアイテムを紹介しましたが、結果、セット用品を買って、気になった工具を個別で買うくらいが丁度良いのかもしれないですね。
ですが、工具等同じものが重なると無駄になるので、セット用品を購入する際は中身もしっかり把握して購入するようにしてください!
個人的には丸型電線のストリッパーとMCCのストリッパーがまじでオススメです!
以上、電工二種、技能試験のおすすめ工具ついて記事を書いてみましたが、僕の経験を元に執筆しましたので、かなりの偏見も混じっているかもしれません。
ですので参考程度に頭に入れて置いてもらって、試験日まで時間もないと思うので勉強に生かしてもらえたらと思っています。
本記事が少しでも皆さんの合格に繋がれば嬉しいです。
ではまた次回の記事で!